これからの日本と世界

報道に気を付けよう

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前書き

昨日北朝鮮金正恩の母違いの兄である金正男が暗殺されました。先日の北朝鮮日本海へのミサイル発射などももっと大々的に報道するべきなのに、この金正男の暗殺も特番が組まれる訳でも無くテレビや新聞では断片的な報道しかされていません。

こうした背景を考えて自分なりにこの「奇妙なマスコミ報道」を分析する事は私は重要だと思います。前にもブログで申し上げた様に私は韓国や北朝鮮にはそれほど興味が無く現在でも全く同じです。しかし現在の韓国の内政上の揉め事や北朝鮮の日本への度重なる挑発の後ろに中華人民共和国がいるとすればこれは無視できません。GDPがわずか数千億円の小国である北朝鮮が何度も核開発を試み日本海に向かってミサイルを撃ち続けられる現実は確実に北朝鮮経済と矛盾します。日本の在特会の皆様はこれを「日本国内のパチンコマネーによるものだ」と発言してパチンコ業界を糾弾しておられるのは非常に良い事だと私も思います。しかし日本国内のパチンコを全廃できたとしても北朝鮮の核開発やミサイル発射が無くなるとは私にはとても思えないんです。あの国家の核開発の後ろには「もっと巨大な力」があり、それを無視したままでパチンコだけ全廃しても期待外れに終わる確率のほうが高いと私は思います。「韓国」や「北朝鮮」などはもうそんなに寿命がある国家とはとても思えませんし、彼らが何を言おうが何をしようが「日本人は無視する」事こそが一番彼らにとってのダメージになると私は考えていますが、その背後に「ロシア」や「中国」がいるのならこれは決して無視できません。「韓国」や「北朝鮮」の行動に直接怒りをぶつける事は「木を見て森を見ていない」事になりその木から一歩離れて森を見て現実的な対応を考えるべきだと私は思います。今回のブログは「韓国」「北朝鮮」両方に入り込んでる事は確実だと考えられる中国について述べてみたいと思います。

宜しくお願い致します。

韓国の場合

韓国の朴槿恵大統領はアメリカの度重なる要求に耐えられず昨年韓国国内にTHAADミサイルシステムの導入を決定しました。この直後から中国と韓国の外交関係は冷え込み朴槿恵大統領の私的な友人との関係や、その内容が与党議員にも飛び火してもう確実に退陣に追い込まれそうな国家世論になっています。この朴槿恵の一連のスキャンダルの裏に中国共産党が暗躍していると考えるのは私の思い過ごしでしょうか?

しかしこの一連の事件で朴槿恵が失脚して「THAADミサイルシステムの導入」が白紙化すれば一番喜ぶのはどこの国でしょうか?  一度締結した国際条約はその国の国家元首が変わっても決して反故に出来るものではありませんが韓国という国家は日本に対して何度も条約を反故にしてきた実績がありこの国が「国際条約を破る常習国家である」事は間違いがありません。現実に有力な次の大統領候補は2015年に結ばれた日本との条約を反故にする発言を繰り返していて「THAADミサイルシステムの導入」に反対だと述べている候補者も実在します。これが実行されればアメリカが怒り、韓国は国際社会から孤立して衰退していくでしょう。しかし中国にとってはこれほど好都合な出来事は無く中国にとって韓国の将来などどうでも良い事です。中国は韓国の「THAADミサイルシステムの導入」を阻止できればそれでいい訳で自国の国民の言論や生命に対してもなんの保証も考えない中華人民共和国が他国の事を考える意思など全く無い事は確実だと思います。朴槿恵が退陣して一番得をするのは中国です。

北朝鮮の場合

北朝鮮が核開発を目指していて日本海に弾道ミサイルを何度も撃ち上げている事実を在特会の皆様は「いつか皆様の頭の上に落ちてくる」とおっしゃっていて、彼らの暴走を止める為にはこうした運動も必要だとは思いますが、私は技術的に完全にミサイルを北朝鮮が掌握しても日本領土にミサイルを落下させる事は絶対に無いと考えています。

もし一発でもそういう事をやって日本国内に被害が出た場合に確実に北朝鮮という国家は終わってしまいます。彼らがやりたいのは「核ミサイル技術を手に入れてアメリカにそれを認めさせて二国間交渉に持ち込む」事であり「日本を攻撃する」事では決してありません。一度は認めた拉致被害者を日本に決して返さないのも核開発を決して止めないのもすべては彼らにとって重要な外交のカードです。

では「何故彼らが日本海にミサイルを撃つのか」は単純な答えであり決して日本が反撃しない事を知っているからです。現在の日本国憲法には軍隊も交戦権も認めておらずそれが解っているから彼らは日本人を拉致し日本海に弾道ミサイルを撃っているだけです。この資金も一部確実に中国やロシアから得ていると私は思います。中国にとって表面上は民主主義国家でありアメリカとも軍事同盟を結んでいる韓国と中国の国土の間に「北朝鮮」という緩衝地帯を持つ事は極めて重要な国家戦略であり北朝鮮が無くなれば国境を挟んで在韓米軍と対峙する事態になる訳です。現在表面上はあまり仲の良くない二国に見えますが中国にとって「北朝鮮」の存在は絶対に必要です。それを充分承知した上で中国は北朝鮮との対話に臨んでいます。「北朝鮮」もそれが解っているからこそ中国に無理を言える訳です。この両者の関係はその意味で「運命共同体」として成り立っています。

中華人民共和国という国家

良く災害がある度に「日本人は礼儀正しい」とか「日本人は節度を守る」と言って外国に称賛されていますが、そういう海外の反応を聞いて一番喜んでいるのは日本人では無く中国共産党だと私は思っています。彼らにとってこの海外の反応以上に日本での工作活動がやりやすく思う事は無いと思います。日本人にとって「隣国だからよく似た人たちだ」と思い込ませるほど彼らに都合の良い事はありません。確かに日本と中国は隣国ですがその思考や価値観は日本人と中国人では全く違います。

中国が海外に出すものとして一番粗悪なものは間違いなく「彼らが発表する数字」だと私は思っています。数字が嘘だから「Made inChina」の商品はすべてが嘘になってしまう訳です。共産党発表の中国GDPの値も嘘、その中の軍事費も嘘、何から何まですべて嘘です。信用できるものなど何もありません。

数年前まで中国はGDPと一緒にその期の電力使用量も発表していました。ところが海外の経済学者から「GDPが上がっているのに電力使用量が下がっているのはおかしい、中国はどんな省電気システムを発明したのか?」と皮肉られると突然電力使用量の発表を止めました。その次は鉄道貨物輸送量とGDPの矛盾点を指摘されるとこれも発表しなくなっています。こういう人種が日本の近くにいる事を日本人は考えて行動しなければ彼らの思うツボになってしまいます。

こうした中国の外交姿勢に惑わされているのは日本だけでは無く「韓国と北朝鮮」が最もひどい扱いを受けています。中国が国際的に非常識な事をした時に日本は少なくとも外交上で彼らを非難しますが韓国と北朝鮮にはそれが出来ません。もし仮に中国を韓国や北朝鮮が外交上非難するような事を試みたら中国は力で抑えにかかります。アメリカと軍事同盟を結んでいる韓国でさえ経済という国家の急所を中国に完全に抑えられた状態であり中国はこの二国に対しては容赦なく報復してきます。中国にとって日本はライバルであっても韓国と北朝鮮は植民地と同じ考え方です。内政干渉であろうが外交であろうが中国の思う通りに動かします。

中国とは秦の始皇帝のいた時代から現在まで一歩も文明の進歩をしていない恐ろしい国家です。日本人の持つ「情」や「忠節心」など全く無い嘘で塗り固められた国家であり決して信用できる国柄ではありません。すべての中国が出す数字は嘘であり彼らはそうした嘘に対して何の良心の呵責も感じません。この事を徹底的に頭に入れて付き合わないとひどい目に合い最悪命を落とす事にもなりかねません。お気を付けください。

あとがき

日本にとっての「厄介な隣人」は間違いなく中国であり北朝鮮でも韓国でも無いと私は思っています。共産主義国家の特徴は「正論は暴力で封じても良い」と考えているところでありこの特徴は日本の左派にも強く持っています。

金正男の死因がマレーシアで検死しても解らないという報道や遺体を北朝鮮に送るという事実はこれも裏に中国共産党の工作活動があると考えるのがまともだと私は思います。金正男をかくまったのも中国であり必要が無いと思ったら彼らはゴミの様に捨てるだけです。中国の軍事パレードに参加した韓国の朴槿恵でさえ自分たちに敵対する存在になると感じたら韓国の内側から世論という誘導方法で容赦なく潰しにかかります。

我々日本のマスコミは殆どこういう中国共産党の影響下にあり、「内側から敵を崩す」のは孫子の兵法の常套手段です。報道に気を付けてください。自分の頭でニュースを考える事を大切にしてください。そうして考えて皆様が思いついた事こそが真理であり現在の日本のマスコミの報道にはそういう真理を巧妙に隠したニュースが横行しています。

お互いに情報を交流してそうした真理を深めていきましょう。明るい未来はその先にあると私は信じています。